バレンタイン 彼女へのプレゼントとして花なんていかがでしょう
雲ひとつない青空が綺麗なお昼時に、それは訪れた。
午前中の慌ただしい時間の流れを断ち切るように事務所を抜け、喫煙所で一息。空腹が少し紛わされる。
昨日と同じ道を歩き、同じコンビニで同じ弁当と具の違う2つのおにぎりを買う。いや、今日はおにぎりではなくサンドイッチにしてみようか。足掻きを入れてみる。
いつもと変わらず流れ過ぎるお昼時が、ブログのテーマを考える僕の頭を悩ませる。
「ぬぅ、今日どうしようかな。始めてから自分のことばかりやし、なんか他のこと書きたいけれど。書評か?もう手だしちゃうか?でも時間かかるんだよな多分。今日遅いし、明日早いし。できれば時間のある週末にゆっくり…てか、毎日書く必要あるか?1日くらい…いやいやまだ一週間経ってないし。ずっと毎日更新なんて無理な話だけれど、まだいけるよ。いかなきゃよ。てか、午後の打ち合わせどう進めよかな。最低限、あれとあれとあれ決めなきゃでしょ?それに…」
そうこうするうちに、いつもと変わらない、変わりようのない事務所に、自分の席に帰ってきていた。
席に座ろうとした時、いつもと変わらないはずの風景にある違いがあることに気づく。「…チョコレート?」
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