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【読書感想】20代のうちにしておきたい17のこと

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本棚を漁っていたら出てきた一冊、「20代にしておきたい17のことby本田健」。

20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

20代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)

 

 これは僕が就職活動している頃に買った本。また懐かしいものが出てきたものだわ。と、ふと思う。もうすぐ30歳。あれから7年、8年経ってるな〜と。読んだ時はできてねぇことばかりやなと、できたら世界変わるんかな、成長できるかなと意気込んでいたけれど。実際今どうやろか。

ということで30歳間近の僕。人生の大先輩が今のうちに身につけておいた方がいいぞと言ってくれているもの、どれほど自分の中に作れたか再度読んで確認してみた。

前回の記事を読んでいない人もいるかもしれないから、今後いくらかはこの文章残しておきます。今後の記事には僕の好きな曲埋め込んでいきます。記事を読む時間が3〜5分として、1曲程度の時間暇しないように。あとは自己満足。 

ひとりじゃない/SOFFet with MONGOL800

全部で17項目あるんだけれど。。。ほとんどできてない、ぐはははorz

でも、初めて読んだ時から変わったこともいくつか。今回読み直して特に印象深かったところをピックアップ。

まだまだなところ

人生最大の失敗をする

僕は学生時代からリスクの大きいことは避けて、リスクが小さく必要十分な効果が得られるものを選んできた。選ぶ傾向にあった。もちろんリスクが大きいものの方がその後のメリットになる選択も沢山あったけれど、必要十分で十分だと感じていた。

この本に出会った後、社会人になってもその思考傾向は基本的には変わらず。当然、大きな失敗もせずに今に至る。そして、それほど今の自分に不満はない。

ただ、そういう生き方をしてきたからか、今壁にぶつかっているのも事実。今まで見えないところを開拓してきた、というよりは、ああ、この道をこの集団についていけば、頑張って取り残されないようにすればなんとでもなる。という生き方だった。何か不運があったとしても、先頭が落っこちたらあぶね。と方向転換。後方から化け物が追ってきても、一応そのグループの先頭集団にいるから逃げ切れた。

今は先頭を走らなきゃいけない。道なき道をダッシュで駆け抜けなきゃいけない。後ろで僕が道を作るのを待ってる人もいる。

人生最大のミスは、今まで大きなミスを体験するような選択をしなかったことかもしれない。非常に困っている。ただ、ただただ先頭グループで寝てたわけではない。先頭の動きを見ていたつもりだし、方向転換する嗅覚もある。つもりなので、自信を持ってダッシュしていくつもり。大怪我するのはこれからかも。その時は誰か骨を拾ってください。

死ぬほどの恋をする

いくつか恋はしてきた。そんで持ってどれもいい出会いにはなった。ただ、死ぬほどの恋はできていない。結婚20代のうちにしたかったな。

しかし、本当に色々なものを色々な出会いから得ることができた。僕の場合、自分の価値観が変わる時っていうのは大抵女性が絡むときだ。兄弟だったこと、大学までちゃんとしたお付き合いをしたことがなかったこともあって、女性っちゅうもんを知らんかったのもあるかも。それに、男と女では子どもの頃から趣味にしていることや、将来に対する考え方、相手に期待することなど、違うことばかりで。新しく気づかされることが男と一緒の時よりも多い。自分と向き合わせてくれるのも、女性だ。

学生時代からの付き合いで最終的に6年?7年?間くらいやり取りを続けた人がいた。付き合っていたわけでもなく。会うこともなく、電話やメールのやり取りだけ。ただ好きだった、お互いに。間に何度か連絡取らなくなった時期もあったり、他に恋人もできた時期もあったりしたけれど。ただ、なんだかんだやり取りは続いて。。。あるときぱたっと終わった。ものっすごいおちゃらけで、ずっとふざけてた。そしてひねくれ者。人の機嫌や考えてることを読む技術はここで身についたかも。声しかないからね、読み取る材料。言っとることと思っとること全然違うときしょっちゅうやし。突然不機嫌になるし。でもすごいのよ、いつも話題を持って帰ってきては下手したら何時間も話してられる。というか、毎日のように何時間も話してた。んですごく優しい人だった。自分のことより他の何かに意識を向ける人で、もの、動物、人すべてに意識向けてた。近場の小さな神社で、周りの幸せと健康をお祈りできる人だった。んで強い人だった。苦しい生活してたに。愚痴はこぼしても、ごめんっ愚痴言うわよ!ってどどどどどっと。なんだか逆にスカッとする感じで笑。常に前向いてた。なんでもっと大切にできなんだか。優しさとはなんぞや、強さとはなんぞや、大事なものとはなんぞやって教えてくれた。んで何より、自分弱えやつだなと、ダメ男だなと痛感させてくれた。覚悟がなかったのは僕の方だったんだよな。。。これから先も後悔は続きそ。

いけてるところ

一生付き合える親友を持つ

学生時代の友人ではいる。親友というか、家族みたいなんが何人か。ありがたい。僕は正直友達は少ない。というか、基本人間が苦手。ひとりでいるのも苦でないし、逆に人といるとしんどかったりする。ただ、彼らといると安心する。自然と笑顔になる。がががっと喧嘩になっても次の瞬間笑っとれる。

そして、最近またひとり。仕事とプライベートは分けたい人間なのだけれど。社会人になってから、付き合う人間とは距離置いちゃってた僕だったんだけれど、そいつはバカなのです。こちらのATフィールドお構いなしに絡んでくるのです。しかも会社の同僚巻き込みながら。やめてよ、せっかく土台築いてきたのにorz

理由は、少し話したらこいつ(僕)おもろいの隠してやがるのわかっちった、我慢できんやん、てへぺろ。やと。。。ガッデム。でも、それからは会社も少しおもろいです。しかし何年もかけて築いてきた僕のキャラクターは一瞬で崩壊しました。性格は真逆なんだけれど、だからこそ言いたい事も言えるのか。こいつも色々な事僕に教えてくれます。何か返せてればいいけれど。

自分のルーツを知る、才能のかたちを知る

ルーツ、著者の意図とは少し違う気もするが自分なりの解釈はしている。僕のルーツは、親であり、ばあちゃん、兄であり、学校の先生、友人、近所のおばちゃん、そこらへんの人。ここでいうルーツとはスキルではなく、マインドのことだと理解している。僕は、生まれてからの環境が半分。残りの半分で自分がどう感じるか、何と解釈するか選択することで、自分という人間が形成されていくと思っている。恥ずかしいのでここには書かないが、自分に向いているだろう仕事も理解している。すべき仕事、というものも心当たりある。ただ、今の仕事とは全く関係ない。残念ながら。実は向いていないかもしれないけれど。まぁそれはそれでいい。

大好きな事を見つける、没頭できる趣味を見つける

できてない。見つける準備をしている段階でしかない。このブログもそのひとつ。ただ20代前半の頃から確実に多くのことを知った。没頭できる時間を作ることは必要で、それはそこらじゅうに転がっていて。その中でも特に好きなもの、見つけたい。

 

他にもいろんなこと書いてあるんだけれど、運についてとか、お金についてとか。この本で扱っているもの自体そもそも、どうあれ!っていう類のものでもないけれど、こうやって目を向ける機会になるのはいいね。わかっとるけどできてないこと多い。もう少し意識するかぁという気にさせてくれる。いい本だと思う。星みっつ!